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阿部展哉・・あくなき越境者 展

 公式HP

 

昨日、ともだちが急に半休になったと言うので、現美に出かけることになりました。現美に行くときは展覧会を観るためもありますが、現美のある比治山に上がって空気を吸ったり木々を見たりするお散歩が目的です。

 

阿部展也という人を知らず。もとは瀧口修造の詩画集の画で有名になったかただそうです。大正2年のお生まれ。前衛写真の運動や、フィリピンで報道部として従軍し、戦後はシュールレアリスム・アンフォルメル・幾何学的抽象と変転して晩年はイタリアで過ごしたのだそう。

 

それって太郎さんと同年代?と思いましたら、やはり太郎さんよりふたつ年下でいらっしゃいました。

 

 

既視感がある感じがするのは時代なんでしょうね。ワタシたちはこういうものをモダンとする時代の中で育ったということなのかな。阿部さんたちがやっていたアトリエ研究会(1940年代後半から10年ほど)というものにイサムノグチも訪れていたといいますから、なるほど。イサムノグチは9歳上の同時代人。

 

  

 

 

比治山に山鳩がいました。子供の頃からずっと声は聞いているのに、間近で見たのは初めてでした。山はもう若葉の匂いはせず、青葉の季節になっていました。

 

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生命の樹

   太陽の塔公式

 

6月に京都に行く機会があるので、あわよくば 太陽の塔 の 生命の樹 を見に行きたいと思いましたが、全然予約を取れる余地なく。残念。

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春の日

  

 

もう1カ月も前のことですが、会期の最後の日にひろしま美術館と県立美術館をはしごしました。その欲張りといったら何なんでしょーね。その頃にもずいぶん春らしく明るくなったと思って歩いたのですが、このごろでは気温もだいぶ上がってきました。

 

出勤をしないので朝はのんびりスタートです。すっかりなまけているので、どーも今日はさらに億劫だなぁなどと思う日も少なくなく。もたもたしていてしばらくしてみると、なーんだ今日は気温が低かったんだなぁなんてこともよくあります。どうやら変温動物みたいです、ワタシ。

 

春はうれしいですね。

 

 

美しき春日こぼるる手をかざし    中村汀女

カナリヤは逃げて春の日くれにけり  正岡子規

古椅子に倚れば全き春日なり     細見綾子

自転車がひいてよぎりし春日陰    波多野爽波

春日傘まはすともなく回すひと    鷹羽狩行

 

 

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ロダン の ダナイード

 

日曜美術館でロダンをやっていました。カレーの市民のことなどのことを説明していてたのしかったですが、写真の作品もロダンだそうです。人間に限らないのかもしれませんが、生き物のからだってうつくしいものですね。大理石の質感も魅力的です。運慶も素敵だったけど、ロダンも素敵!! たのしいですね。

 

彫刻の題材はギリシャ神話。エジプトから移住してアルゴスの王となったダナオスの50人の娘たち(ダナイード)。結婚を承諾すると見せかけて初夜にそれぞれの夫を短剣で刺殺しました。彼女たちはダナオスともども皆殺しにされましたが、罪の報いに冥土で底に穴のあいた甕に水を満たすという終わりの無い苦役に服されているというもの。

 

ギリシャ神話もともかく、悲しんでいる女の背中の何と美しい線と形状。ゲストの白井晃さんが俳優の動きやポーズ、配置についてお話されていたことも面白かったです。しかし、悲しんでいるこの女性、やはりモデルはカミーユなのでしょうかしら。

 

日曜美術館は背景のお花もとってもたのしみですが、HPに行って見たらお花のページもきちんとありました。

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川端康成 珠玉のコレクション展

  ひろしま美術館

 

 

勉強していないのでなーんもわからないのですが、ワタシの中には川端センセーは美を愛する変態であるというイメージと敬愛するきもちがあり。笑 どんな美しいものを愛されたのか、手元に置かれたのかを見届ける素敵な機会となりました。写真はロダンの『女の手』。そう、こういうお姿の川端センセーを身近に感じてみたかったのです。

 

ルノワール、ピカソから浦上玉堂、池大雅の国宝、梅原龍三郎や東山魁夷、太宰治の書簡など。

 

 

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東山魁夷展

  広島県立美術館

 

 

 

出かけたのは9月のことですが、思いの外たいそうたのしかったです。魁夷というものがどういうものかよくは知りませんでしたが、目の当たりにした世界のここちよさにこころが弾みました。ワタシは先にひろしま美術館の方でやっている川端康成のコレクション展に行きたかったのですが、魁夷と川端の深いつながりの上からもこちらを先に観てよかったのかもしれません。

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ボストン美術館 ヴェネツィア展
 公式

憧れのヴェネツィアですねー。ヴェネツィアにうっとり以上に、まず何時行ったんだったか、この展覧会。4月だったかなぁ。
物事というのはまるで想像とは反対向きに動き出すということがあるもので。まあ、想像できなくはないんだけど、転がりだすといきなり暗澹とするということもあるわけで。その時はそんなこととも思わずにヴェネツア展を見たわけです。ま、一応貼っておくとして。4月なんぞはもう過去ですよ過去。ねえ。


 
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曽我蕭白 柳下鬼女図屏風


溜まっていた「日曜美術館」の録画を観ていたら蕭白をやっていました。さらっと知っているように言いますが、知らんがな。笑  正当が応挙とかだった時代に、異端をいった人というイメージでしょうか。グロテスクとか奇怪とか言われるようです。

番組の中でワタシが印象深かったのはこの鬼女なので、ちょいと貼っておきましょ、と。


 


鬼女のお顔の真ん中が破れちゃってるんですよね。にしても、へんな顔ですね。バランスはどうなってるんだろ? 絵の中のアンバランスはボサボサで放心しているようでありながら、髪をつかみ、指を立てるという正気が残っている仕草。指は風向きをみている?

一般的にはお能の「鉄輪(かなわ)」の鬼女を題材にしているのではないかということみたいです。どっちみち鬼女ですからねー。鉄輪につかわれるお面は「生成 (なまなり)」と言われるそうです。

自分を捨てて後妻をとった夫への恨みで丑の刻まいりをする女。ハハハ。何だか素敵過ぎるわー。そしてそして、人間から鬼へと変貌してゆくってわけですな。




これは江戸中期の「生成 (なまなり)」だそう。いわゆる完成された鬼よりも生生しいですね。「生成」という言葉じたい状態が変化して他のものになることって意味で、鬼に変化してる過程の面なんだなぁ。人間っぽい。。

蕭白という人というよりも鬼に興味を惹かれたのでした。


ついでに、見かけた上村松園唯一の異色作 「焔 (ほのお)」。逆境の天才女性画家である松園が陥ったスランプと破れた恋の時期。43歳。松園自身も「自分の数ある絵の中で最も凄惨で、中年の女性の嫉妬の焔が焼け着く形相を描いた」と述べているとか。六条の御息所が題材ですね。こちらも人間ではなくて生魂。





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展覧会 『北斎の富士』
   公式


1ヶ月ほど前、県立美術館のレストランで先生の快気祝いを。県立美術館は縮景園というお庭に面していますので、さざめいて梅見などして、散会。帰りに展覧会をひとり観ました。

北斎というお方は90歳まで生きたそうですが、辞世の句が「人魂で行く気散じや夏の原」(人魂・・火の玉)だそうで、どこまで闊達自由なじじいでいらしたことやら。あと10年、あと5年生き永らえたら本物の画工になるのになぁと言って亡くなったのだとか。すげー。

富嶽三十六景は60代に初めて初版が70歳あたりだったかと。好評で10枚増やし、それらは「裏富士」と。もう素敵過ぎる構図のオンパレードで、観るだけでさえ息も絶え絶えでございます。遠近法とベロ藍と名所絵・風景画の確立。その時の号は為一(ためいち)。

ベロ藍はその頃大量輸入されたのだそうですが、日本で初めて紹介したのが平賀源内先生!! 初めて使ったのは若冲だそうで、おもしろいなぁ。

このページ面白く拝見しました♪ 動く富嶽三十六景。)

富嶽百景はそののち75歳で初版のスケッチ集。どこまでも意欲的なじじいでございますね。今までも触れる機会があった北斎ですが、どんどん忘れてしまうのでもあり。まあ、今回観ただけでも圧倒されて草臥れました。

ま、気力体力を奪われないように、これからもぜひもっともっと仲良くさせていただきたい方でございます。いやはや、改めて圧倒的な年寄りってものは佳きものでございますね。


    


ゴッホやドビッシーにも影響を与えたというのも勿論受け売りですが、上↑はアンリ・リヴィエールの「エッフェル塔三十六景」。パリのジャポニズム。

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うるわしの京都 あこがれの美 京都市美術館名品展


丹羽阿樹子「遠矢」


もはや去年のことです。京都市美術館名品展。
日本画家のお名前なども存じませんが、描かれているモダンな女性像にワクワク。どんな時代も女たちは我慢もし、わがままもし、たくましく生きていたことよという大ざっぱな感慨しか持ちえないのが残念ですが、いかなる精神風土であったことでしょうねー。時代の価値観は違えども、やはり女性であることで、何かこころに共振するものがあります。


1幕末京都の美人画
江戸末期に活躍した三畠上龍、吉原真龍、上島鳳山による近代美人画開花のプロローグ。

2美人画誕生 上村松園と京都画壇
竹内栖鳳に師事して格調高い女性を描いた上村松園。甲斐庄楠音、秋野不炬、堂本印象、土田麦僊。

3京の風俗
林司馬、大日射世子、宇田萩頓、丹羽阿樹子など。舞子や大原女や文学を描く。

4時代を映した女性のモダン
女性の生き方は社会の近代化によって大きな変化を。自画像、戦争を反映、お嬢さんファッション。時代の空気を感じさせる女性像。


菊池契水「散策」


  大日射世子「舞扇」

  上村松園 「人生の花」



 
 由里本景子 「望遠鏡」




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