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川端康成 珠玉のコレクション展

  ひろしま美術館

 

 

勉強していないのでなーんもわからないのですが、ワタシの中には川端センセーは美を愛する変態であるというイメージと敬愛するきもちがあり。笑 どんな美しいものを愛されたのか、手元に置かれたのかを見届ける素敵な機会となりました。写真はロダンの『女の手』。そう、こういうお姿の川端センセーを身近に感じてみたかったのです。

 

ルノワール、ピカソから浦上玉堂、池大雅の国宝、梅原龍三郎や東山魁夷、太宰治の書簡など。

 

 

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東山魁夷展

  広島県立美術館

 

 

 

出かけたのは9月のことですが、思いの外たいそうたのしかったです。魁夷というものがどういうものかよくは知りませんでしたが、目の当たりにした世界のここちよさにこころが弾みました。ワタシは先にひろしま美術館の方でやっている川端康成のコレクション展に行きたかったのですが、魁夷と川端の深いつながりの上からもこちらを先に観てよかったのかもしれません。

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ボストン美術館 ヴェネツィア展
 公式

憧れのヴェネツィアですねー。ヴェネツィアにうっとり以上に、まず何時行ったんだったか、この展覧会。4月だったかなぁ。
物事というのはまるで想像とは反対向きに動き出すということがあるもので。まあ、想像できなくはないんだけど、転がりだすといきなり暗澹とするということもあるわけで。その時はそんなこととも思わずにヴェネツア展を見たわけです。ま、一応貼っておくとして。4月なんぞはもう過去ですよ過去。ねえ。


 
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曽我蕭白 柳下鬼女図屏風


溜まっていた「日曜美術館」の録画を観ていたら蕭白をやっていました。さらっと知っているように言いますが、知らんがな。笑  正当が応挙とかだった時代に、異端をいった人というイメージでしょうか。グロテスクとか奇怪とか言われるようです。

番組の中でワタシが印象深かったのはこの鬼女なので、ちょいと貼っておきましょ、と。


 


鬼女のお顔の真ん中が破れちゃってるんですよね。にしても、へんな顔ですね。バランスはどうなってるんだろ? 絵の中のアンバランスはボサボサで放心しているようでありながら、髪をつかみ、指を立てるという正気が残っている仕草。指は風向きをみている?

一般的にはお能の「鉄輪(かなわ)」の鬼女を題材にしているのではないかということみたいです。どっちみち鬼女ですからねー。鉄輪につかわれるお面は「生成 (なまなり)」と言われるそうです。

自分を捨てて後妻をとった夫への恨みで丑の刻まいりをする女。ハハハ。何だか素敵過ぎるわー。そしてそして、人間から鬼へと変貌してゆくってわけですな。




これは江戸中期の「生成 (なまなり)」だそう。いわゆる完成された鬼よりも生生しいですね。「生成」という言葉じたい状態が変化して他のものになることって意味で、鬼に変化してる過程の面なんだなぁ。人間っぽい。。

蕭白という人というよりも鬼に興味を惹かれたのでした。


ついでに、見かけた上村松園唯一の異色作 「焔 (ほのお)」。逆境の天才女性画家である松園が陥ったスランプと破れた恋の時期。43歳。松園自身も「自分の数ある絵の中で最も凄惨で、中年の女性の嫉妬の焔が焼け着く形相を描いた」と述べているとか。六条の御息所が題材ですね。こちらも人間ではなくて生魂。





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展覧会 『北斎の富士』
   公式


1ヶ月ほど前、県立美術館のレストランで先生の快気祝いを。県立美術館は縮景園というお庭に面していますので、さざめいて梅見などして、散会。帰りに展覧会をひとり観ました。

北斎というお方は90歳まで生きたそうですが、辞世の句が「人魂で行く気散じや夏の原」(人魂・・火の玉)だそうで、どこまで闊達自由なじじいでいらしたことやら。あと10年、あと5年生き永らえたら本物の画工になるのになぁと言って亡くなったのだとか。すげー。

富嶽三十六景は60代に初めて初版が70歳あたりだったかと。好評で10枚増やし、それらは「裏富士」と。もう素敵過ぎる構図のオンパレードで、観るだけでさえ息も絶え絶えでございます。遠近法とベロ藍と名所絵・風景画の確立。その時の号は為一(ためいち)。

ベロ藍はその頃大量輸入されたのだそうですが、日本で初めて紹介したのが平賀源内先生!! 初めて使ったのは若冲だそうで、おもしろいなぁ。

このページ面白く拝見しました♪ 動く富嶽三十六景。)

富嶽百景はそののち75歳で初版のスケッチ集。どこまでも意欲的なじじいでございますね。今までも触れる機会があった北斎ですが、どんどん忘れてしまうのでもあり。まあ、今回観ただけでも圧倒されて草臥れました。

ま、気力体力を奪われないように、これからもぜひもっともっと仲良くさせていただきたい方でございます。いやはや、改めて圧倒的な年寄りってものは佳きものでございますね。


    


ゴッホやドビッシーにも影響を与えたというのも勿論受け売りですが、上↑はアンリ・リヴィエールの「エッフェル塔三十六景」。パリのジャポニズム。

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うるわしの京都 あこがれの美 京都市美術館名品展


丹羽阿樹子「遠矢」


もはや去年のことです。京都市美術館名品展。
日本画家のお名前なども存じませんが、描かれているモダンな女性像にワクワク。どんな時代も女たちは我慢もし、わがままもし、たくましく生きていたことよという大ざっぱな感慨しか持ちえないのが残念ですが、いかなる精神風土であったことでしょうねー。時代の価値観は違えども、やはり女性であることで、何かこころに共振するものがあります。


1幕末京都の美人画
江戸末期に活躍した三畠上龍、吉原真龍、上島鳳山による近代美人画開花のプロローグ。

2美人画誕生 上村松園と京都画壇
竹内栖鳳に師事して格調高い女性を描いた上村松園。甲斐庄楠音、秋野不炬、堂本印象、土田麦僊。

3京の風俗
林司馬、大日射世子、宇田萩頓、丹羽阿樹子など。舞子や大原女や文学を描く。

4時代を映した女性のモダン
女性の生き方は社会の近代化によって大きな変化を。自画像、戦争を反映、お嬢さんファッション。時代の空気を感じさせる女性像。


菊池契水「散策」


  大日射世子「舞扇」

  上村松園 「人生の花」



 
 由里本景子 「望遠鏡」




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ミレイ 『 オフィーリア 』
 


今日の新聞の、宝島社の全面広告。それについての記事


 


ジョン・エヴェット・ミレイの『オフィーリア』。シェークスピア『ハムレット』の一場面。父を毒殺して母と結婚した叔父に復讐を誓うハムレットだが、思索的な性格ゆえになかなか決行することができない。その間にハムエットの恋人オフィーリアは狂い、小川で溺死してしまいます。

自然主義的な理念に基づいて背景に描写される草花には意味があるそうです。ヤナギは見捨てられた愛、イラクサは苦悩、ヒナギクは無垢、パンジーは愛の虚しさ、首飾りのスミレは誠実・純潔・夭折。ケシの花は死を。

モデルになった女性はお湯を張ったバスタブでポーズをとりつづけて風邪をこじらせ、ミレイはモデルの父親から治療費を請求されたそうです。(こちらから抜き書きさせていただきました)。

おお!と反応してしまったのは、この画が漱石の『草枕』に出てくると記憶していたからでもあります。元の画もさることながら、広告も秀逸ですね。


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歌川国芳 展
   
浮世絵師歌川国芳展

逃してはならず!と、先日行ってきました。

「水滸伝」の武者絵がたのしかったー! それにね、それ以外のいろんな怪物なんかが出てくるやつも。やーっと身近に感じることが出来て、得心できたような気がしてワクワクしたのでした。鬼退治の「大江山」だとか「金毛九尾の狐」とか、退治されちゃった「酒呑童子」とか猿だかなんだかわかんない化け物の「」だとかそういうの。

とってもよく知られているこの骸骨が出てくる画!



題名は「相馬の古内裏(そうまのふるだいり)ですが、瀧夜叉姫だったんだ!! 初めて認識しました。そうそう、「源頼光」だとか「土蜘蛛」だとかそういう覚束ない知識はワタシは神楽でやっと知ったことですが、伝承だとか御伽草子だとか平家物語だとかお能(「鉄輪・かなわ」)だとか、何かそういう基礎知識欲しいなぁ。

瀧夜叉姫は平将門の遺児と言われる伝説上の人物で、蝦蟇(がま)の精霊から妖術を授かっています。夜叉丸、蜘蛛丸はその手下。朝廷から征伐を命じられたのは大宅中将光圀と山城光成。戦いのすえ将門のもとに昇天したといわれます。この髑髏は「飢者髑髏」と言われる妖怪なんだなぁ。

もちろん寄画も滑稽絵もたのしい!! デザイン力が斬新!! 

天保の改革の質素倹約で役者絵や美人画は禁じられますが、反骨精神を表した国芳はさらに人気を高めます。改革を断行した水野忠邦が失脚ののちは人々の度肝をぬく武者絵で花開いていったのでした。




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ひろしま美術館 毛利家の国宝・至宝展
 GW後半の初日の3日。あー、もうあれから3週間近くも経ったんだなぁ。なーんにもしないうちに日が経つのはあまりに早いですねー。

そうそう、3日にみちこさんと待ち合せてひろしま美術館に行きました。雪舟ヲ観るというも目的だったんですが、もひつとつはゆったりお茶を飲むというのも目的で。ほら、GW後半はうちのあたりはすごくにぎやかなお祭りなんです。そんなおまつりの喧噪の大通りを横切ってチャリチャリーと雨の中を出かけたのでした。


    公 式


ひろしま美術館のお庭はきれいですが、見渡すというほどの広さではありません。でもね、サーーッと降る雨と緑を眺めてお茶が飲めるカフェというのはなかなか無いように思うんです。現代美術館も県立美術館も、そういうわけにはいかなくて。あ、そうそう、NHKの2階のスタバは大通りの木々が眺められるかなぁ。ともかく雨と緑がごちそうでした。あ、フルーツロールケーキもgood。

外でお茶を飲むということもほとんど無いのですけど、あの日はきもちが潤ったなぁー。お盆やお正月とはまた違いますが、初夏の明るさゆえにGWは何処かで薄らさみしいような気分が無いですか? かといって賑やかにしたいとか、忙しくしたいとかではない。居心地のいい時間がいいタイミングで欲しいのは常のことですけども。

で、展覧会の方。目玉の雪舟の山水長巻もみごとでしたが、円山応挙 鯉魚図 が素敵過ぎ!!3幅セットになっているものですが、はじめは真ん中の鯉に気づかなかったんです。ど素人なんで、何とも形容できませんけども、見事なものを観るとしあわせな気分になります。



応挙は京都画壇の応挙派の祖。江戸中期から後期。足の無い幽霊を描き始めたのは応挙とも言われていて、応挙の幽霊は掛け軸から出てくるという落語ネタにもなっておるのですね(圓朝の幽霊は下駄をはいてる)。天下の大名人つーことですな。兵庫県大乗寺というお寺に行くと応挙の襖絵がたーくさん観れるんですって。行ってみたいな。




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赤瀬川原平 芸術原論展
 


赤瀬川さんという方はワタシたちからしたら親の世代といってもいいのでしょうか? いつもワタシの中の現代美術って何?ってきもちを誘引してくれる顔のような方であったのかも。亡くなったからこその回顧展かと思いきや、どうやら生前の企画であったようです。


でね、正々堂々と赤瀬川さんの作品や活動というものを見渡してみてもワタシなんかにゃわからないんですけどね。散歩でもオブジェでも写真でも。梱包芸術でもマンガでも。演劇でも舞踏でも。何でも生きてこられたあかしなわけで。お札をめぐる裁判や、人との出会いも、まるごと赤瀬川さんなんだな。自由でおもろいおじさんだったんだな。ってことでいいですか?貧しい言い回しかもしんないけど。もちろん破格なんだってことはわかってます。

破格な人と同列にはならないでしょうが、どんなことだって等価値なはずで。きちんと終わるために生きているはずで。ヨガの先生が言うみたいに自分を見つめたいとは、ワタシは少しも思ってないぞ。さすれば、面白がって暮らすのが良し! 機嫌悪いよりいい方がね。

美学科の学生じゃないので、赤瀬川のおっちゃん、めっちゃ面白がって生きたんだな、ってことでやはりいいんじゃないかと思います。ワシも面白がって生きるぞーーってことで。




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