06
--
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
--
>>
<<
--
calendar_bottom
<< 大石静 阿川佐和子『 オンナの奥義 』 | main | 踏 青 >>
            
平野啓一郎 著 『 マチネの終わりに 』

 特設サイトhttps://k-hirano.com/lp/matinee-no-owari-ni/

 

いやはや。今はテレビドラマはわりとたのしみに見ています。何時の頃かずっとドラマも見れない時があって、今はのんきな気軽なのだけがすき。今のレギュラーは、マツジュンとキムタクと石原さとみ。ふふ。お気楽でしょ。

 

本も読めなくなって、お布団で読むのが至福なんて気分も長く味わっていなくて。まあ、元から読書家とかではないのですけども。恋愛小説なら読めるのではないかなぁと。何処かで薦めていたのも記憶にあって手にしました。

 

たのしかったです。展開にはいささか無理が?とも思いましたが、苦しくなることなく、心が、感情が揺らされました。ギタリストの男性と海外の通信社に勤める女性の、40歳あたりの大人の、抑制のききすぎているともいえる恋。恋愛小説の芯というものはあのすれちがいの「君の名は」と同じことなのか?とか思いつつ。恋愛小説というものは、ふたりのきもちが上手く通じて溶ける合うことを祈るように読みすすめるのが醍醐味なのかも。

 

作者の言葉を借りた方が早いので、借りてしまうと。 小説の中心的なテーマは「恋愛」ですが、そこは僕の小説ですので、文明と文化、喧噪と静寂、生と死、更には40代の困難、父と娘、《ヴェニスに死す》症候群、リルケの詩、……といった、硬軟、大小様々なテーマが折り重なって、重層的な作りになっています。もちろん、全篇にわたって音楽の存在は重要です!

 

重層的なテーマについてはちょっとわかってる気分にしてもらえるのが面白味です。ワタシ自身は恋愛について考える時期にはありませんけれど、若者の恋では無いというところに心を近くすることができました。思い通りにならないこと、経過してしまう時間だとか。

 

繰り返し出てくるモチーフは「過去は変えることができる」ということで、過去の意味づけが変わることで自分の存在の核を置き直すことが出来る。長い時間の流れを受け止めてきた大人。そのことで変わっていけるとすれば人生の妙なるあじわいに違いありません。

 

カタルシスを味わえないまま終わるのかなぁと少し不安でしたけれど、それなりに。

 

 

[ 読書のじかん ] comments(2) / trackbacks(0)
ENTRY BOTTOM
Comment
今年もよろしくお願い致します^^

昨年遅ればせながら読みました。

読んだ後に「あぁ私は年を取りすぎてしまった…」と思いました(涙)
遠い過去のような遠い目で本を閉じたのでした。

「これから」の二人のほうに気持ちが移りすぎたかもしれません。
エンドロールから始まる未来へ。
| samyu | 2018/02/19 9:42 PM |
samyuさーん。ありがとうございます。
とろくてごめんなさいね。近江の気候は如何ですか。琵琶湖は氷魚の漁の時期だそうですね。

どれくらいどうなのが恋愛かわからないけど、一生に何度恋を出来るのでしょうね? 老人ホームでもときめくらしいですよ。うふふ。

どうなるんだろう?って、思いましたよねー。もうそれ以上先は知りたくないかも。

samyuさん、恋せよ乙女ですよー♪
| あきら | 2018/02/22 9:17 PM |
コメントする









COMMENT BOTTOM
この記事のトラックバックURL
http://gunjyoiro.jugem.jp/trackback/1277
トラックバック
TRACKBACK BOTTOM